振動スピーカ型フォースディスプレイ

振動スピーカに正弦波2周期分のうち半周期分の振幅を反転させた非対称の振幅を持つ音声信号を入力することで非対称振動を生成させる.指腹部に対して非対称振動を提示すると,人間の持つ知覚の非線形性によって一方向に牽引される様な力を錯覚させる.入力信号の振幅を反転させることで知覚される力ベクトルが制御でき,振幅電圧を制御することで知覚される力の強度が制御可能であることを示した. 

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原著論文

Takeshi Tanabe, Hiroaki Yano, Hiroo Iwata,“Evaluation of the Perceptual Characteristics of a Force Induced by Asymmetric Vibrations,”IEEE Transactions on Haptic, vol.11, no.X, pp.XX-XX, 2018 (in press). [IEEE Xplore]

田辺 健, 矢野 博明, 岩田 洋夫,“振動スピーカを用いた力覚提示手法の知覚特性,”計測自動制御学会論文集, vol.53, no.1, pp.31-40, 2017. [J-STAGE]