Gait Rehabilitation System by Using Locomotion Interface
概要
ニュース
2024/4/14 HondaのIGNITION一般公募 一次審査 で優秀賞をいただきました。二次審査に向けて活動を続けて参ります。
https://global.honda/jp/ignition/news/2024/240414.html
2019/11/9 茨城テックプラングランプリにてグローカリンク賞をいただきました。
https://techplanter.com/2019/11/12/2019-11-9-ibaraki-grandprix/
目的
病気や怪我で歩行困難になっている人を再び自分の足で歩けるように歩行練習をサポートする技術の開発
基本方式
身体の各関節の角度を制御するのではなく、足や手などの身体の末端部分の位置姿勢をコントロールすることで片足前後および上下の2自由度の機構を採用し、装着の煩わしさを減らしつつ、立位での歩行練習を可能に。健康な人の足や手の移動軌跡を繰り返し体験することで、歩行機能改善を図る。
これまでの開発システム
GaitMaster3 (2004-2006): 歩行速度0.6 m/s, 直動ボールネジアクチュエータの組み合わせにより分解組立容易に
大貫久美子、矢野博明、斉藤秀之、岩田洋夫:可搬型歩行感覚呈示装置を用いた歩行リハビリテーション、計測自動制御学会論文誌、第43巻3号, pp.189-196, (2007)
GaitMaster4 (2006-2009): 歩行速度 1.0 m/s, 低床(乗り降りしやすい)、スライダーてこ機構(前後)+直動ボールネジ(上下)
GaitMaster5 (2009-2011): 歩行速度 1.0 m/s, 低床、小型、スライダーてこ機構(前後)+直動ボールネジ(上下)
GaitMaster6 (2012- ): 歩行速度 1.0 m/s, 低床、小型、スライダーてこ機構(前後)+直動ボールネジ(上下)
田中 直樹、海老原 一彰、江幡 安彦、新井 明香、福田 将大、金森 毅繁、矢野 博明、柳 久子:”歩行感覚提示装置を用いた歩行トレーニングが回復期脳卒中患者の下肢筋活動に与える影響”、第56回日本リハビリテーション医学会学術集会 (2019)
GaitMaster7 (2015-):歩行速度 1.0 m/s, 低床、小型上肢運動提示機構による全身運動提示、静音ベルトドライブ
没入型リハビリテーションシステム
球面ディスプレイとGaitMaster4との組み合わせによる移動感覚の創出
足元への映像表示 (より複雑な歩行への対応)
飛び石にかかと接地 影で姿勢の傾き知覚 矢印で姿勢傾き知覚
岑宗樹、歩行リハビリテーションシステムのための足元映像提示、2015年度筑波大学大学院知能機能システム専攻修士論文
簡易型システム
訪問リハビリテーション用小型GaitMaster (2013-2014) : 歩行速度 0.6 m/s, 低床、直動アクチュエータ